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森のコテージのような住まい

Posted on the 6月 5th, 2012 under 友人 by uc1978

大学時代に友人と長野県の安曇野へ行きました。その時、宿泊したのが、赤松林に点在するコテージでした。都会の喧騒の中で暮らす私達は、夏休みの一週間、写生をしたり、美術館を巡ったりして、自然の中でゆったりとした時間を過ごしました。あれから15年、友人は郊外の団地に住まいを新築することにしました。住まいのイメージとしては、あのコテージでした。

コテージはログハウスのように内装は壁も床も天井も木で、無機質なオフィスと単身者用の賃貸マンションを行き来する私には、深呼吸をしたくなるほど、くつろぎました。そのくつろぎ感を我が家へと願って、リビング・ダイニングはローズウッドの無垢のフローリングにし、壁や天井は珪藻土をコテのあとをわざと残して仕上げました。

ところどころに手描きタイルを埋め込みました。大きな欅のダイニングテーブルとベンチを置き、ベンチには、手作りのパッチワークの座布団を置きました。キッチンは、対面式のキッチンカウンターにし、床は、テラコッタ風のタイルで仕上げました。安曇野のコテージからは信州の山々が見えましたが、友人宅のリビング・ダイニングの掃き出し窓からは、瀬戸内海の海が見えます。掃き出し窓はフルオープンタイプにして、前には広いテラスを設けました。

毎週土日曜日には、ずっと夢見ていたパン屋さんを開いています。

まだまだ、パンの種類は少ないけれど、パンを販売したり、味わってもらったり、パッチワークキルトの小さな作品を展示即売したりしています。最初は、近所のママ友が覗いていく程度でしたが、最近は団地外からもお客さんが来てくれるようになりました。

特別高価な家具もありません。こだわった内装にしたわけではありません。それでも、あの時のように、静かで豊かな時が流れています。