Archive for 11月, 2017

伝統的な収納ケース

Posted on the 11月 20th, 2017 under 家づくり by uc1978

行李
蓋つきの籠で、衣類を収納したり運搬したりする場合に用いられました。柔軟性があり蓋が盛り上がるほど多量に入れることができます。竹で編んだ竹行李、コリヤナギの枝で編んだ柳行李などのほか、竹を編んだ表面に紙を貼り、柿渋を塗った渋張行李(しぶはりこうり)、飛脚が郵便物を入れて運んだ飛脚行李、薬品類の行商に用いられた薬屋行李、弁当を入れる小型の飯行李(めしごうり)などもあります。

柳行李は軽く丈夫で、湿気によるカビや、柳の持つ成分により虫喰いから大切な衣類などを守り、洗う事もできます。
現代では、衣類の収納にはプラスチック製や紙製の衣裳箱,旅行などの際の運搬にはトランクやスーツケースが多く用いられます。

長持・櫃(ひつ)
櫃はかぶせ蓋が付いた箱で、主に室町以前に使われていた収納具です。江戸時代になると物が増え大型化して、より大型の収納具が必要とされて、武家で長持が使用され始め、やがて庶民の間にも普及するようになりました。さおを通す金具があり、2人で担いで運びました。長持や櫃は現代風に言うとキャリーバッグで、大名行列などであらゆる物を入れて運び、目的地に着くと、そのまま収納箱として用いられました。長持は代表的な嫁入り道具でしたが、明治・大正以降は、長持の役割は箪笥に譲られることになりました。

箪笥(たんす)
箪笥は江戸時代から現れ、引き出しがある事が特徴です。生活がゆたかになり、物が増えたことで、箪笥が普及しました。棹(さお)という単位で数えるのは、両脇に棹を通す金具が付いていて、運べるようになっているからです。